私たちの身体は体重の約60%の割合で「体液」が占めているといわれます。
みなさんは、「体液」という言葉を聞くと、まず何を思い浮かべますか?
「血液」「リンパ液」「涙」「汗」「尿」などいろいろあります。
その他にもあまり聞きなれない「脳脊髄液(のうせきずいえき)」という液体があります。
その脳脊髄液の循環が悪くなると、自律神経やホルモンの乱れが起こりやすくなり、結果として不妊や生理不順になるリスクが高くなります。
ここでは、脳脊髄液と不妊に関してまとめてみました。
脳脊髄液は、脳内で血液をろ過して作られる無色透明な弱アルカリ性の液体です。
頭蓋骨と背骨の中に約130㎖あるといわれ、それが1日に3~4回入れ替わっています。
そのため1日では約500㎖の脳脊髄液が生産と吸収を繰り返し循環しています。
その役割は、脳や脊髄を守っている体液で、ぶつかったり転んだりしても、この脳脊髄液があることで、脳や脊髄は刺激から守られています。
例えると、パックに入った豆腐を守る水のようなものを想像して頂くとわかりやすいかもしれません。
また、脳と脊髄を循環し栄養の補給や老廃物の排泄の役割も担います。
脳脊髄液の循環がよくなることで、循環器系、免疫系、消化器系、呼吸器系などの身体に備わっているシステムが正常に稼働しやすくなります。
結果として内臓の機能がアップします。
その他、自律神経によい影響を及ぼしたり、体液循環がよくなることで、栄養素や酸素が身体の隅々の細胞まで送り込まれやすくなります。
同時に老廃物の回収も進むので、疲れにくい体質になる効果もあります。
脳脊髄液は血液やリンパ液といった体液の循環全体に影響を及ぼします。
それは、脳脊髄液が循環する中でリンパ液と合流したり、静脈と合流して心臓に戻ってきます。
その為、脳脊髄液の流れがよくなると、リンパ液や血管の循環もよくなることで卵巣の血液循環もよくなります。
そして、ホルモンは血液の流れで運ばれるので、血流の改善により「卵胞刺激ホルモン(FSH)」など妊娠するのに重要なホルモンや卵が育つための栄養が卵巣に届きやすくなります。
つまり、脳脊髄液の循環をよくすることは、妊娠力を上げるための重要なポイントとなります。
脳脊髄液の循環に深く関与するのが、頭蓋骨と骨盤です。
頭蓋骨と骨盤が微弱なリズムで膨らんだり縮んだりすることでポンプの役割を果たし脳脊髄液の生産と循環が行われます。
しかし、頭蓋骨や骨盤は、姿勢など生活習慣やストレスなどの影響を受けると、ゆがみなどで動きが悪くなってしまいます。
そうなると、ポンプ機能が弱くなってしまい、脳脊髄液の循環が滞り、自律神経やホルモンバランスの崩れを招きます。
そのため、頭蓋骨や骨盤がしっかりとポンプとしての役割ができるようにゆがみを改善し、動きやすくすることが大切です。
当店では、頭蓋骨と骨盤を非常にソフトな施術で整えていきます。
また、脳脊髄液の循環をよくするセルフケアもご提案させて頂いております。
当店はカラダのゆがみや自律神経を調整している我孫子市唯一のセロトニン調律師として活動しております。
多くの妊活されているお客様にもご利用いただいおりますのでお気軽にご相談ください。