外反母趾の予防は正しい歩き方?
外反母趾はハイヒールなど履物が原因というイメージが強いので、どうしても履き物だけに注意が向けられてしまいます。
しかし、それだけが原因ではなくて足の指を使用しない生活をしているといった悪い生活習慣で、足が退化して機能が損なわれ発症すると考えられます。
つまり足の生活習慣病といえるので、装具・テーピング・サポーター・インソールなどを使用するだけでなくて、生活習慣を変えなければ根本的な改善に繋がらないのです。
では、足の指を使用しない生活習慣を具体的にいうと、指で体重を支えて立っていない、指で体重を支えて歩いていないというシンプルな内容です。
外反母趾の方は体の重心が後ろに片寄っている傾向がみられて、そのため踵に体重をかけ過ぎて立っているのです。
その為、足の指が体重を支えなくなるため指を握る筋肉が退化して、指が浮き上がってしまい浮き指となります。
足の指は手の指と比較して日常生活で握る動作の必要性があまり感じられませんが、地面に立つ時に体重を支えるために働きます。
それが浮き指になってしまうと体のバランスを安定させることが難しくなりますし、バランス調整しようとして体に余計な負担をかけてしまいます。
この体に余計な負担をかけて生活していることが原因になっているのです。
足の指を使わずに指の付け根で歩いている歩き方は、歩行サイクルの中で指が体重を支えていない悪い歩き方になります。
その結果、先にも触れましたが指の筋力が低下して退化してしまいますし、指ではなく指の付け根で体重を支えて歩くことで、指の付け根にストレスが蓄積されて痛みを生じたり、タコや魚の目ができたりします。
さらに加えて踵からではなく足裏から接地して歩くことによって、足底筋膜などの足裏の軟部組織・指の付け根に対して地面からの衝撃ストレスが蓄積されてしまうのです。
その結果として指は関節が固まり動きが悪くなってしまいますし、指に体重を乗せて立ったり歩いたりすることができないために筋力が低下して足は退化していきます。
そして、そのように筋力が低下して足が退化すると、親指が曲がって外反母趾になってしまうだけでなく、いろいろな足の変形も発症してしまう可能性が考えられるのです。
本当なら小学生や中学生の頃からペタペタ歩きといった悪い歩き方を改善することが可能なら、将来的に発症するであろう足や体の不調を未然に予防することができるのです。
ただ成長してからでも遅くないので、足にピッタリ適して歩きやすい靴を履くと共に、どのような歩き方をしたら良いのかを意識することが大事です。
何もしないで放置していると症状はさらに悪化してしまうので、できることから対策をしていくことが大切です。
健康のために歩きましょうとよく言われますが、悪い歩き方をしていると逆に健康を害する結果となってしまうので注意が必要です。
正しい歩き方をしっかりと身に着けて、健康な生活を過ごせるように心がけることです。
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