足首の捻挫をした後なかなか症状が良くならないので医療機関で検査するもレントゲン写真上、足の関節には問題がない‥‥
もしくは、足首に違和感を覚えたり、捻挫を繰り返してしまう
そんな症状をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
痛みがなかなか引かない、歩いていると不安定感がある、下腿の倦怠感といったような症状が続いている方、それはもしかしたら足根洞症候群かもしれません。
足根洞症候群とは
足根洞とは、足の外くるぶしの下にある部分のことを言います。
赤い丸で囲んだ部分が「足根洞」と呼ばれる部分で、足にあいている洞窟の様な構造になっています。
そのほら穴の奥には「骨間距踵靱帯」と呼ばれる靭帯が距骨(足首の骨)と踵骨(踵の骨)をつなぎとめ、足首の安定を図っています。
捻挫などで足関節の靭帯損傷があった場合、靭帯が伸びたり、一部切れたりすると同時に、「足根洞」部分も傷ついてしまうことがあります。
また、繰り返し捻挫をしていると、「足根洞部分」周辺に慢性的なストレスがかかって、炎症が続くことがあります。
この空間には痛覚や位置覚を感知する機械受容器が多く存在し、捻挫によって起きた炎症により知覚過敏になるため、痛みや不安定感が出ると言われています。
また内返し捻挫をした後、適切な処置がされていない、もともと足関節が緩い方などにも見られます。
ですので、再び捻挫をしやすい状況ができたり、でこぼこ道を歩くときなどに不安感が出たりします。
足根洞症候群の治療
当店では、まず捻挫などでズレた関節を丁寧に調整していきます。ズレた関節をいい位置に戻すことで損傷していた靭帯や炎症が回復しやすい環境を整えらます。
その上で必要であればテーピングなどで固定し足首を安定させていきます。
また、筋力など低下がみられる場合は、トレーニング指導などを行い症状の早期改善を目指します。