我孫子市 肩鎖関節脱臼のケア・予防

肩鎖関節脱臼について説明します。

 

【肩鎖関節脱臼とは】

 

ラグビーやレスリング、柔道など、鍛え抜かれた体と体が激しく衝突するような競技で多く見られる怪我の一つで、アメフトや格闘技、相撲などでも起こりやすいといわれています。

 

その他、体を地面に強く打ちつけが衝撃で、肩鎖関節脱臼になることもあります。

肩鎖関節脱臼というのは、このように強い衝撃が、肩鎖関節が正常な場所から脱する症状を言います。

 

本来、肩の関節は、肩鎖じん帯というものでつながれ、肩を曲げたり、回転したりさまざまな動きに対応しています。

また、鎖骨や肩甲骨も肩鎖関節の構成要因となるため、脱臼が生じることで、鎖骨が上方向へずれます。

 

その時、肩甲骨と鎖骨を繋ぐ、じん帯が断裂するため、肩や腕の動きに影響を及ぼします。

肩鎖関節脱臼は、外見からでもはっきりとその症状が確認できます。

 

正面から見た場合、鎖骨が明らかに異常な位置にずれているなど、左右対称ではなくなります。

肩鎖関節脱臼では、鎖骨骨折も同時に起こりやすく、体をまっすぐに支えることができなくなります。

 

完全に脱臼してしまった場合は、手術が必要となりますので、各医療機関で詳しく相談してください。

ただ、手術後の回復をスピーディーに行なうには、根気強いリハビリが必要です。

 

その場合、柔道整復師の対応する整体、整骨院でもサポートします。

 

【肩鎖関節脱臼のケア・予防について】

 

肩鎖関節脱臼後、特に重要となるのが、リハビリです。

主に関節の稼動域を正常に回復させる必要があるため、セルフケアの方法についてもしっかり覚える必要があります。

 

現在、肩鎖関節脱臼後の不調を抱えている場合や、以前のように運動や仕事ができない、という場合は、整骨院、整体院でご相談ください。

整骨院、整体院を利用することで、早期回復、再発防止が期待できます。

 

肩鎖関節脱臼を予防するには、体を激しくぶつけ合うもしくは、地面に体を強く打ち付ける可能性がある状況では、防具を使用するなどの対策が不可欠。

また普段から転び方(受身)を練習するなども必要です。

 

ラグビーやフットボール、などのスポーツはもちろんですが、バイクや自転車などの転倒時にも肩鎖関節脱臼になりうる危険性があるため、無関係と思わず、しっかりとした対策が必要です。

 

その他、40代になると自分の思っている体の動きと、実際の動きに大きなズレが生じ、それが肩鎖関節脱臼などの大きなケガとなる場合もありますので、無茶は禁物です。

 

運動や遊び、日常生活のどのような場所やシーンに肩鎖関節脱臼の危険性が潜んでいるか分からないと常に慎重な行動をとるようにしましょう。

万が一、肩から強く転倒するなどの状況になった場合は、患部を動かさないようにし、速やかに病院を受診してください。

 

応急措置については、痛みの強いときに三角巾を使うのが最適。

また痛みがある部分を氷タオルなどで冷やしましょう。

 

ただし、冷やしっぱなしは禁物です。

10分ほど冷やしたら、しばらく休み、再び冷やすなどを何回か繰り返すことで痛みが緩和します。